図書館

茶髪の男の子二人がお互い敬語で喋ってた。何やら真剣な話をしていて、気になって聞き耳をたてていたら、どうやらお互い初対面でしかも今日図書館で出会ったようだった。
音楽の話とか、一人は30後半に死にたいとか、弱気な感じで、もう一人は自分の作った歌のことだとか、小さい声で話してて、本を探しながらずっと会話に夢中になってしまったのだけど、なんだか私も仲間に入りたくなった。
そして3人でバンドをぜひやろうよ、とまで言いたくなった。いきなり、二人に話しかけようかとも思った。何も知らないのに。
個人の真剣な悩みとか、全くの他人からみたら笑っちゃうようなことだったりするんだけど、自分自身は超真剣なんだよな。