オワリ
今日で卒制終了。
明日は講評。
うちのアトリエの4人、皆時間ぎりぎりまで粘る。
夜7時頃、助手さんからメール。
『9時半に助手が見回りにくるのでそれまでに絵を展示しておくこと』
いよいよ焦る。
自画像の顔とかいじったらやらない方がよかった、て感じになった。
120号の風景画、空をひたすら描く。
両方とも自分の中でまだ描ける、まだ壊せる、描きたい、ていう状態で終わった。
それはもう予想がついていたので8時頃一旦筆置いて煙草吸って休憩。
色々考えて悲しくなった。大学、好き、てわけじゃなかったけど4年間、いつでも行ける、
絵の描く場所がある、私の一人の空間のある、皆が無言で絵に向かってる、アトリエ、
その場所がもうなくなってしまう。
それは私にとって凄くすごくすごーく大事な居場所だったんだ、と今更ながら気付く。
誰も干渉しない。自由な時間と場所。
なくなる。
悲しくなってちょっと泣いた。
でもすぐ、『あ、やべ鉄塔描こうと思ってたの忘れてた』と気付いて
絵にとりかかる。
寂しくて塗りつぶして
上手くいかなくて壊して
どうにもならない気持ちをぶつけて
絵に向かって自分を表現して
でも自分だけの世界を見てもらえる内部の世界。
もう大学に自分の場所のあるアトリエはなくなってしまう。
それから10時頃みんなでアトリエ掃除してポールとか運んで
壁に掛かった絵を見て綺麗になったアトリエで助手さんが回ってくるの手持ち無沙汰に待って
11時頃帰る。
心の重荷が少しとれたけどまだこれから色々面倒なことが残ってる。
あーアルバム委員にまだ写真渡してないや。
疲れた。
卒展は明後日から4日間。
2月には5ビダイ展もある。それは東京都美術館で。
搬入、展示、撤去、力仕事がまだ残ってるのが億劫。。
忙しいのが終わってから実感することもあるんだろな。