6月13日
午前2時前

病院へ。
救急の入り口で待ち、看護師さんが車椅子で迎えに来てくれた。
良かった!とても歩けそうになかったので…


しかし診察によっては帰されるので油断できない。
モニターを40分ほど付け、
「痛みが強くきてるのでこのまま入院になります。」との言葉。
やった!
これで帰されたら看護師さんを殴るとこだった!


痛みは大体3〜5分間隔。たまーに10分とかが混ざったりする。
しかし痛みは強い…

「子宮腔は8センチだからまだまだですね。。
今日のお昼くらいかな?」

勝手に明け方くらいに産まれてくれるものだと思っていたので、
ショックだったけど、
早く産まれてくれるようできる限りで動くようにする。

しかし、目の前のトイレに行くだけで二回は陣痛が起こる。
苦しい…


明け方頃

陣痛室で、2つあるベッドのうち、私しか居なかったが、
明け方頃、隣にも1人くる。隣とは、カーテンで仕切られているので会話がまる聞こえ。
最初は看護師さんと余裕で会話している。笑い声なんなも交じりつつ。
何やら最初に破水したらしい。
「促進剤入れていきますねー」「はーい」
みたいなのから、雑談も。
こっちは息を長く吐いて痛みを逃すのに必死だ。

しかし1時間もすると、隣から凄い呻き声が。
ナースコールを連続で押し、
「もう出てきちゃう、無理無理!!」
その人はすぐ隣の分娩室に運ばれ、本当にすぐ産まれたらしく、
「おめでとうございますー!」
の声が聞こえる。

羨ましい…あの苦しい痛みからすぐに解放されるなんて。


朝8時
朝食

ほとんど食べれず。旦那さんに渡す。
持ってきたウィダーインゼリーをちびちび飲む。
終始喉が渇いているが、ペットボトルを飲むのが億劫。
ストローさして横になりながら飲めるようにしているけれど、
上手く飲み込めず苦しい。
担当の看護師さんが変わる。


朝9時
触診。
血が沢山出るけどもう身なりを気にする余裕なし。
痛みはずっと5分前後の間隔、かなり痛い。
しかし子宮腔はまだまだ開かない。
お昼に産むのは無理そう。
しかしモニターでの陣痛の線はMAXに振り切っている。
大人しく息を吐いて耐えてたら看護師さんに、
「痛みに強い方?もっと声出して乱れるくらいじゃないと私達も大丈夫だと思っちゃうよ」
と言われ、遠慮なく苦しい声を出すことにする。少し楽になった気がする。


昼12時
お昼。
何も食べたくない。匂いも気持ち悪い。
付きっ切りの旦那さんに全て食べて貰う。
院内を歩くようにするが、ことごとく陣痛が起こり凄く苦しい。
隣のベッドにまた誰か入り、点滴とかNSTテストをしていき、去る。


〜夕方
何度か看護師さんにいつ産まれそうか聞く。
今の感じだと日付けが変わるくらいかな、と言われ、
なんとか頑張ろうと思う。
モニターを頻繁に付けるけどこれ付けると動くなくなるので辛くてしょうがない。


〜夜
辛い。下から血は出てるし、痛さでずっと汗かいて暑いし、
とにかく不快。
もう産むのをあきらめたくなる。陣痛が来てる時に声出す力もなくなってくる。
深夜に産まれる!と思って頑張るが、
24時前後、まだかと思いナースコールで看護師さんを呼ぶ。
看護師さんから「お母さんの体力が落ちて陣痛の間隔が開いてますね。産まれるのはまだそう。」と言われる。
担当の看護師さんがまた変わる。


深夜
もう無理だと思い、また看護師さんに子宮腔を診て貰う。
「産まれるのは日中になるかも」
と言われ、頭の中でこれから耐えなくてはならない陣痛の回数をざっと計算。
1時間で12回は耐えなければならない。5時間耐えるとしたら60回…
もういっそ殺してくれ!と思う。

帝王切開か促進剤を」と懇願。今すぐ出して欲しい。
しかし、深夜はスタッフが少なく何かあった時に対応できないのでその判断を下すのは朝まで待って、
と言われる。