複雑

misamiso2006-11-19

おじいちゃんとおばあちゃんは、宮崎駿の映画、『耳をすませば』のモデルになった小さな山の上の住宅街に住んでます。
坂道を車やバスで上る時に見る聖蹟桜ヶ丘の街の風景はとっても綺麗で、私はその場所が好き。

今日はお母さんとお父さんが実家から車で来て、私の家に寄って拾ってもらい、おじいちゃんとおばあちゃんの家に行った。
それからちょっと遅めの昼食をとる為、車で40分位の料亭に皆で行った。
お店の入り口でかわいい飴を買って貰った。

おいしいご飯が一品づつでてきた。
全て食べ終えて皆、なんか部屋が暑いねーとか言いながらお茶なんか飲んでた時おじいちゃんが後ろの窓ガラスを勢いよく
ガラリと全開にした。私は、『そんなに一気に全開にしなくてもいいのに』、て思ってちょっと笑った。
その瞬間、突然おじいちゃんがよろりと、静かに崩れた。
一瞬、『え?』と思った。
顔面蒼白、意識がない。
皆が慌てた。
お母さんはトイレに行ってたおばあちゃんを呼びに。
お父さんはおじいちゃんを支える。
私は部屋に置いてあったお店の電話でお店の人に知らせた。(お店は、離れの個室)
救急車を呼んでもらって。

おじいちゃんは、意識取もうろうとしながらちょっと吐いたりとか脂汗をかいてて
私はその時一番おじいちゃんの側に居ておじいちゃんの肩とかに触れててその時の感じが
生なましくて

それから色々とあったけれどなんか凄くこわかった。色々考えてて
おじいちゃんは、結局普通に車に乗って帰れるまでに回復して。
よかったけど。
おじいちゃんの、『今日泊まっていきなさい』という言葉が


おじいちゃんは、寡黙で厳しいけど昔から私をかわいがってくれる。

なんか雨で夜で救急車のサイレンが鳴って、
窓が曇って外がよく見えなくて
暗い コンビニもほどんどない見慣れない土地の大きい病院に行って
救急車はおじいちゃんとおばあちゃんを乗せたまま遠ざかって
お父さんが必死に後を追ったけどもちろんすぐ見失って

やっと病院見つけて、ついたら不安そうなおばあちゃんが待合室に居て

私は自分の役割を考え続けた