映画

「告白」見てきた。
意見分かれそうな映画だと思った。
私は最初からもう惹き付けられた。時間なんて忘れて見入った。
牛乳飲んでるシーン、好き。
松たか子が凄いのはもう評判通りで。
映画面白かったし、所々入る音楽もぴったりで。不協和音な感じとか。


私はあの、狭い教室の中のあの空気、集団心理とかに懐かしさを感じ
救いようのなさに共感した。
救いなんていらない。だってない時はないんだから。なんにも。
泣き叫んでもどうにもならないものはあるんだから。
自分の中にある冷たい感情を久しぶりに思い出した。
学級崩壊、懐かしい。中学んとき、崩壊してたな。
みんな笑いながら先生いじめてたりしてた。
単純に、楽しいから。
それ以外の人たちは、みんなから外れない為にも。
冷めた感情で、私の思い出の中の、中学生の彼等を映画の中に重ねて観た。
思い出して泣くことなんてもうないだろう。
関係ないと思って周りで笑ってる奴、そのまま生きていくんでしょう。
あの時、先生になんて絶対なりたくないと思った。


そんなことを思い出したり。
黒い黒い染みが広がってくような映画。
とにかく、多くの人の心を揺らせる映画を作れるって凄い。
凄くて泣けた。


この映画、たぶん自分が母親とかの立場になってみたら、見方が変わると思った。
原作読みたくなった。